1月20日、全国い産業連携協議会主催のセミナー
**「畳表の見分け方」**に、東京都畳高等職業訓練校として、現訓練生6名とともに参加させていただきました。
本来このセミナーは、一般の畳店を対象とした内容ですが、
多くの現役畳職人の方々と同じ空間で学ぶことは、若い訓練生にとって非常に貴重な経験になると考え、今回は訓練校の授業の一環として参加させていただきました。

第一部「畳表の見分け方」
第一部では「畳表の見分け方」についての講義が行われました。
私はこれまで熊本県で何度も同様の研修を受講しており、ある程度理解しているつもりではありますが、改めて聞くことで再確認できる部分も多く、大変勉強になりました。
この「畳表の見分け方」は、一般のお客様や建築士の方が知らないのは当然ですが、実は同業である畳職人の中でも、正確に理解できていない方が少なくないのが現状だと思います。
藺草の質の違い、畳表の価値の違いを理解し、目利きができなければ、
その価格差や価値をお客様にきちんと説明することはできません。
改めて、材料を知ることの大切さを強く感じる内容でした。
第二部「熊本畳表 私の提案方法」
第二部では
**「熊本畳表 私の提案方法」**と題し、浅草橋の金井畳店・金井功さんが登壇されました。
金井さんとは、友人でもありますがとても尊敬している畳職人の一人です。
お客様に対してどのような考えで畳を提案しているのか、
価格だけではなく「想い」や「背景」をどう伝えているのかなど、実体験に基づいたお話は非常に学びの多い内容でした。
改めて、金井君の畳に対する深い愛情を感じる講演だったと思います。
第三部「若手生産者育成と産地のこれから」
第三部では
**「若手生産者育成と産地のこれから」**をテーマに、
熊本県八代市の藺草農家・早川猛さんとの意見交換会が行われました。
早川さんは、農林水産大臣賞を何度も受賞されている、まさに藺草農家のレジェンド的存在です。
現在の八代の藺草産地の現状や課題、そしてこれからの取り組みについて、畳店側からの質問も交えながら、非常に有意義な意見交換ができたと思います。
訓練生からも積極的に質問が出ており、現場の声を直接聞けたことは、何ものにも代えがたい経験になったのではないでしょうか。
これから業界を担う訓練生たちへ
訓練生たちは、これから畳業界を背負っていく立場になります。
今回のセミナーを通じて、
・藺草産地の現状
・材料を見る目の大切さ
・畳表の価値の考え方
など、通常の授業だけではなかなか伝えきれない部分を、肌で感じ取ってもらえたのではないかと思います。
こうした学びの積み重ねが、将来「本物の畳」を伝えられる職人へとつながっていくことを願っています。
最後になりますが、
今回、訓練校としてのセミナー参加を快く受け入れてくださった
全国い産業連携協議会様、ならびに関係各所の皆様に、心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。


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