2月末に公益社団法人金沢職人大学校での手床製作研修に行ってきました。
事前に用意しておいた藁薦を畳床の裏側になる層から順に縦横交互になるように並べていきます。私の制作する仕様は裏付きといって裏側が薦ではなく茣蓙になってるので一番下は茣蓙になります。(作業に集中していたので並べているところの写真を撮るのを忘れてました。。。)
下写真は中心辺りに入る一番重量の多い胴薦を決めた幅寸法になるように裁断したところ。

下の写真は数年前に学校で見させてもらった手床の模型。こちらの写真は今回私の制作する仕様に近いので一番下は茣蓙になっていてます。(茣蓙は垂木の上の緑色のもの)その上に藁薦が縦横交互になっています。こちらはわかりやすいように藁薦を段々にしてあります。(※これは参考資料なので私の制作したものではありません。。。)

藁薦を全て並べ終わり中心のラインを決めたところ

横から見る少しとこんもりした山形の断面になります。一番厚みのあるところで20cmほど。これを縫っていき5cmほどになるまで締め上げていきます。

今回の仕様は13通りなので13筋あります。それを端から一筋毎縫い進めていきます。中心に近くなるほど手を伸ばしての作業となるので、より難易度が上がってきます。私は縫いの作業だけで2日かかりました。(このページの最初の写真が全て縫い終わった時の写真です)

ここまでの作業で時間がきてしまったので、自宅に持ち帰りとなりました。残りの作業は「手縫い畳床(手床)製作その2」に続きます。
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