前回『手縫い畳床(手床)製作その1』の続きになります。

縫い作業が終わった畳床の表側(写真上)と裏側(写真下)

この段階で失敗や反省点はいろいろ出ていますが、このまま作業を進めていきます。

これから締めの作業になります。これからの作業は真冬でも半袖Tシャツ1枚でよくなるくらい汗をかくようになり、体力的な負担が大きい作業となります。
荒締め1回目 締めは裏側の両外側の口縫いをした当て藁から締め上げていきます。(写真上)
写真では畳床の中央部分はまだ締めていないので、こんもり膨れているのがわかると思います。

口縫いをした当て藁を締めたら、外側から順に締め上げていきます(写真上)今回写真を撮り忘れていますが、締めるときに糸を切ってしまったところは畳床を起こしてその場所をもう一度縫い直しています。荒締め1回目で6cmくらいまで締め上げてます。

荒締め1回目が終わったら、同じ作業をもう一度して指定寸法(約5cm)になるように締め上げていきます。(荒締め2回目)上の写真は荒締め2回目で最後の畳床中央部分を締め上げる前になります。中央部分がこんもりしているのがわかると思います。

作業に集中して写真を撮り忘れていました。荒締めが終わったら表側から表締めをしていきます。表締めでは厚みのムラを確認しながら厚くなっている箇所に注意し指定寸法になるように締め上げていきます。写真は表締め後になります。(写真上)

表締めが終わったら設計寸法になるように切り回し、中央に取っ手となる糸を縫い付けて完成となります。(写真上)

完成した手縫い畳床の表側(写真上)と裏側(写真下)裏側からみると中央に取っ手の糸があるのがわかると思います。

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