稲わら畳床づくりの現場で学んだ“職人の技”
先日、宮城県で稲わら畳床を製造されている佐々木さん(艸々庵)を訪ね、いつもの仲間4人と現地で合流した1名の計5人で、藁集めと藁床作りの研修を体験してきました。
先ず畳は「畳床・畳表・縁」から成り、その土台となる畳床には、古くからの稲わら床と、木質チップを固めた建材床があります。今回の研修では、その中でも伝統的な稲わら床づくりの現場を間近で学ぶことができました。

初日は前日の雨で田んぼに入れなかったため、倉庫での作業となりました。小束の藁から残ったお米を丁寧に取り除き、大きな束へまとめていきます。それから倉庫に積み上げていく作業を体験しました。不規則な藁を縦横に組みながら積み上げる作業は思いのほか難しく、約10m近くにもなる“藁の壁”が真っ直ぐに積まれていることに、藁を積み上げていくところにも改めて職人技を感じました。

翌日は藁床づくりを体験。佐々木さんは藁の曲がり具合や長さを見極め、どの層に使うかを瞬時に判断します。機械が縫う工程を担いますが、その前段階の「藁を均等に並べる」作業こそ品質の決め手であり、最も難しい部分だと実感しました。私たちも2枚の床を作らせていただきましたが、地面に置いて確認するとわずかなムラが現れ、人の手による差がそのまま品質に表れることを痛感しました。


完成した2枚の藁床は持ち帰らせていただいたので、東京で解体しながら反省点を仲間と検証し、今後の仕事に活かしていく予定です。(完成した藁床と東京のいつもの仲間たち)

受け入れてくださった佐々木さん、ご家族の皆さまには、心より感謝申し上げます。今回の学びを、今後のお客様へのご提案にもつなげていきたいと思います。


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